1.ネオジム焼結磁石 1984年に日本人が発明した、ネオジム・鉄・ホウ素を主成分とする希土類(レアアース)磁石のひとつで、焼結(焼き固める)により生成します。 永久磁石のなかでは最も強力な磁力を持っていますが、価格が高いのが難点です。 …続き また、酸化しやすい性質があるのですが、弊社はそれを防ぐための表面処理を得意としております。 閉じる 2.ネオジムボンド磁石 磁石粉をプラスチック樹脂(エポキシ系樹脂)と混合し、成型固化させた磁石です。焼結法で製造するネオジム焼結磁石と組成は似ていますが、製造法が異なります。磁力はネオジム磁石より弱く、フェライト磁石より強い…続き という特徴があります。樹脂の耐熱性に限度があるため、使用可能温度は100℃以下となります。閉じる 3. サマコバ磁石 サマリウムコバルト磁石の略で、サマリウムとコバルトを成分とする、希土類(レアアース)磁石のひとつです。組成比の異なるSmCo5(1-5系)とSm2Co17(2-17系)の2種類があります。前者は高価なサマリウ…続き ムの比率が高いため、1970年代前半に安価で磁力が強い「2-17系」が開発されました。ネオジム磁石に次ぐ強い磁力を持ち、高熱に強いという特徴があります。閉じる 4. アルニコ磁石 アルミニウム・ニッケル・コバルトを主原料として鋳造された磁石で、主成分の記号を並べたものが名称となっています。20世紀半ばまで主流の磁石でしたが、現在は安価で造形しやすいフェライト磁石などにその座を奪われ…続き ました。それでも、熱の影響を受けにくく安定していることから、計器用を中心に今も根強い需要があります。閉じる 5. フェライト磁石 フェライト磁石とは、酸化鉄を主原料に焼結させてできた磁石です。価格が安く錆びにくいため、一般にも広く普及しています。ハード・フェライトとソフト・フェライトの2種類があり、前者はセラミック磁石ともいわれ、…続き 保磁力の違いで「等方性フェライト」と「異方性フェライト」に分けられます。後者は外部から磁界が加わると磁石になり、磁界がなくなると磁力を失い元の状態に戻ります。 また、酸化鉄の粉をゴムやプラスチックに混ぜて固めた、柔軟性のあるフェライトボンド磁石という製品もあります。閉じる ネオジム焼結磁石 永久磁石のなかで最も強力な磁力を持つ、レアアース磁石です。 ネオジムボンド磁石 磁石粉をプラスチック樹脂と混合し、成型固化させた磁石です。 サマコバ磁石 ネオジム磁石に次ぐ強い磁力と、耐熱性の高さが特徴の磁石です。 アルニコ磁石 現在でも根強い需要がある、熱の影響を受けにくく安定した磁石です。 フェライト磁石 現価格の安さと錆びにくさが魅力の、一般に広く普及している磁石です。 ページトップへ